原油相場歴史:原油価格長期チャート

▼WTI原油価格1986年~現在チャート

▼WTI原油価格・5日間

▼WTI原油価格・1年間

▼WTI原油価格・5年間

金相場の歴史

【原油とは】
原油自体は紀元前から使用されていたと言われているが、現在のように資源として使用されたのは19世紀に入ってから。徐々に需要が高まり、アメリカで1859年8月に、初の油井での原油の採取に成功していある。

【オイルショック・戦争・シェール革命】
原油は埋蔵量や生産量といった物より、政治、戦争、災害など外的要因や投機での価格変動が大きい傾向にある。実際枯渇されると言われている埋蔵量も確かな数字は不明である。また技術の進歩により今後埋蔵量が増える事も考えられる。

【2000年からの原油価格変動】

・イラク侵略で40ドル
ニューヨーク商業取引所でのWTI原油価格は2002年夏頃まで1バレルが20ドル前後で低迷していたが、アメリカ合衆国のイラク侵攻の可能性が高まるにつれて上昇に転じた。
2003年春の開戦直前に1バレル40ドルを付けた後、下落に転じた。
米軍のイラク占領後も原油輸出が回復せず再び上昇に転じた。

・ハリケーンなどで50ドル突破
また中国の石油需要が高まったために原油価格は下げにくくなった。
また主要産油国となっているロシアの大手石油会社ユコスに倒産の可能性が高まったことから高値を付け、2004年のアイバン、2005年のカトリーナなどのハリケーンによって米国の精油所が被害を受けたことや産油国ナイジェリアで反乱が拡大したことから2004年9月28日に標準原油価格が1バレル50ドルを突破した。

・2008年100ドル突破
・リーマンショック等で40ドルを割り込む
その後、2008年には初めて1バレル100ドルに到達した。
2008年7月11日には一時1バレル147.27ドルの最高値をつけたが、9月15日には1バレル100ドルを割るまでに急落した。その後9月22日には1バレル120ドル台にまで急騰したが、リーマン・ショックに端を発する世界的な金融・経済不安を背景に12月18日には1バレル40ドルを割るまでに暴落した。この乱高下には投機マネーが大きく影響していると考えられている。

・2018年1月は64ドル付近
そして、景気指標の改善と共に2011年中頃の110ドル超えまで原油価格は上昇して行った。その後、上下動を繰り返し、中国の成長率鈍化が伝えられ始めた、2014年5月の107ドル付近から急速に下降を始め、2015年1月には44ドル付近。その後徐々に値が上がり2018年1月には64ドル付近の価格帯となっている。