原油生産量(bbl/day)-アメリカ&OPECチャート

▼世界原油生産量推移
週足(単位=kバレル/day)チャートクリックで詳細。 EXCEL時系列DL

2016世界原油生産量

▼アメリカ原油-Field生産量推移
週足(単位=kバレル/day)チャートクリックで詳細。 EXCEL時系列DL

Weekly U.S. Field Production of Crude Oil (Thousand Barrels per Day)

▼原油国別1day生産量推移-TOP10
2016年

▼OPEC14ヶ国合計-原油1日の生産量推移
1.4.7.10月更新(単位=kバレル)

原油生産量について

【原油の生産量と原油価格】
基本的に原油生産が増え原油がだぶつけば、原油価格は下落し、生産を引き締めれば価格は上昇します。
1980年前半までは、原油価格の調整をOPECのサウジアラビアがその舵取りをしてきました。サウジは原油がだぶついているときは自ら減産し、不足しているときは増産することでなるべく価格を安定させる役割を担いました。


【アメリカのシェール革命】
原油価格の高止まりを機に一気にアメリカのシェールオイルの生産が増えました。2013年以降アメリカが余り急激に増産したので、世界の原油の生産と消費のバランスは崩れつつあります。これが2015年あたりの原油価格崩壊の一つの要因です。

【2016年:原油安でも減産出来ない理由】
<OPEC>

・OPECに加盟していない産油国(ロシアやアメリカなど)が減産しなければ、シェアを奪われてしまう。
<アメリカ>
・シェールオイルは一旦掘ってしまったら途中でやめると余計にコストがかかるとされており、減産しようとしても一定程度の期間は高水準の生産を続けざる得ない。
ちなみに原油の生産コストは1バレルあたり4~10ドル。シェールオイルは最低でも40ドルはかかるといわれている。消耗戦になれば生産コストのかかるアメリカが厳しくなるが、実際アメリカの生産量は減っていない。これは生産コストの価格が下がってきてるのではないかという見方もある。

【今後の原油価格動向】
OPEC対米国の原油生産量次第というのが一つの要因になると思われる。またここ最近、ゴールドマンサックスが出す原油価格の見通しが注目される。「ゴールドマンサックス 原油」でググれば何かとニュースがでてきます。
原油可採埋蔵量原油価格チャート