原油可採埋蔵量推移ランキングデータ

▼原油可採埋蔵量と可採年数
(単位=10億バレル)

▼2014年:世界総原油可採埋蔵量
(単位=10億バレル)

世界原油埋蔵量

▼1980~2013年:原油可採埋蔵量TOP5推移
(単位=10億バレル)

▼2014年:原油可採埋蔵量OPECシェア
(単位=10億バレル)

▼2015原油可採埋蔵量国別ランキング20
(単位=10億バレル)

20位以降

原油可採埋蔵量について

【可採埋蔵量とは】
埋蔵量とは、油(ガス)層中に存在する原油(ガス)の体積を地表での状態に換算した量をいう。
埋蔵量を大別すると、原始埋蔵量[Original Oil(Gas)-In-Place]と可採埋蔵量(Recoverable Reserves)に分けられる。原始埋蔵量とは、その油(ガス)層内に存在する油(ガス)の総量をいう。可採埋蔵量とは、原始埋蔵量のうち技術的、経済的に生産可能なものをいい、単に「埋蔵量」といった場合には、可採埋蔵量を指す。


【埋蔵量の信憑性】
原油の埋蔵量については国によって管理されたり官僚に操作されるなど、正確なものではないという意見も多い。

【埋蔵量は増えていく】
アメリカのシェール革命に始まり技術の進歩によって、採掘可能な原油は年々増えていく傾向にある。石油は枯渇するというが、当面は大丈夫という意見も多い。ちなみに1980年代以降、可採年数はほぼ40年程度の水準を維持し続けている。

【石油の値段が高くなれば埋蔵量が増えるチャンス】
油の値段が高くなって収益が見込めるようになると、今までは「生産できないだろう」という前提で確認埋蔵量と認定されていなかったのが、確認埋蔵量と認定されるようになると埋蔵量は増える。「埋蔵量は成長する」と言われている所以でもある。つまり原油価格で埋蔵量は変ってくるということだ。

【原油安で経済危機:ベネズエラ】
2016年1月。原油価格の下落を受け、ベネズエラが1200億ドル(約14兆1200億円)の対外債務についてデフォルト(債務不履行)に陥る可能性を投資家が一段と織り込み始めている。そうなれば、同国の原油出荷をめぐる醜い争いや経済・政治危機の深刻化を招くことになる。

ちなみに原油生産の損益分岐点は1バレル=17〜18ドルだ。埋蔵量が1位でも原油安では経済は成り立たないのが現状。
原油生産量について原油価格チャート